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2022年12月4日(日)青葉の森公園芸術文化ホールで開催した
映像/舞踏公演『妣が国』の公演パンフレットとしてもお楽しみ頂きながら
過去作品や公演を軸にこれまでの団体の取り組みが知れる、ポートフォリオ・小冊子。

インタビュー記事を含む各種テキストと
公演に向けた稽古の様子やリハーサルを写真等によって作品の世界観をより掘り下げる。

団体として目指すもの、その中心にある最上和子の舞踏の魅力についてテキスト化し
クリエイション活動を地続きのものとして継続させていくための試みでもある。

2023年以降は団体の新名称を本誌タイトルである「ユリシーズ」として、新展開していく。

HIRUKO制作委員会の取り組み

当団体は 2018年10月に結成され、ドーム映像作品『HIRUKO』の制作を皮切りに、舞踏と映像による新しい身体表現と芸能の可能性を追求し活動を行ってきた。


2019年に発表した『HIRUKO』は、プラネタリウムの全天に投影する舞踏映像作品として、

その斬新な組み合わせによる没入感の高い映像表現が国内外で高い評価を得る。

また、2021年に ARTS for the future!の助成により行った舞踏公演『もうひとつの眼 / もうひとつの身体』では、舞台と客席の関係の問い直しから撮影現場において発生する儀式性に着目し、観客が場の成員として加わることで立ち上がる踊りの可能性と、撮影・配信という行為そのものの役割を深く追求。

これらの取り組みは、単に映像作品や舞台公演の枠に捉われず、映像的な文化や視点を多様な形で取り入れながら、現代において「いかにして踊りは可能か」という芸能本来の機能の回復と、その社会性、公共性を新たに獲得していくための実践である。