ユリシーズ

2019年に映像作家の飯田将茂と、舞踏家の最上和子を中心に結成。プラネタリウムの暗闇に舞踏を投影するドーム映像作品『HIRUKO』の制作を皮切りに、舞踏と映像の組み合わせによる様々な作品を発表する。映像や撮影における視点を、踊りを見ることの手掛かりとしながら、既存の身体表現のフレームに捉われることなく、踊りが成立する場の根拠と、芸術としての新たな社会性の創出に挑み続ける。「身体は人間に残された最後の土地」という最上和子の言葉をもとに、その内部の大海を旅する船をイメージして、2022年に団体名を新たにユリシーズと名付ける。